インプラントが長持ちするかどうかは非常に気になる点です。そこでこの記事では、インプラント治療の5年後に気をつけたいポイントやリスクについてまとめています。治療から5年経過した人の口コミも掲載していますので、参考にしてみましょう。
インプラント治療を行う中で、「長期間使い続けられるかどうか」という点は誰もが気になるポイントでしょう。そこでこの記事では、「治療から5年後」というタイミングに注目して、リスクや注意点、さらにインプラント治療から5年経過した人の口コミについてまとめました。これからインプラント治療を受けたいと考えている人やインプラント治療が完了した人は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療における10年の生存率は、一般的に90%以上とされています。そのため、インプラント治療が完了してから5年が経過しても、使用できる可能性が高いと言えるでしょう。
ただし、どのような状況でも上記のような生存率が見込めるわけではなく、使用している条件によってもその寿命は変わってきます。インプラントの寿命に影響してくると言われているのは、「メンテナンスをしっかりと行っているか」「歯科医師によってきちんとした埋入が行われているか」「噛み合わせは正しいか」など、さまざまな要素があります。
インプラント治療後には、歯科医院でケア方法を指導されます。この指導によってインプラントを長持ちさせるためのコツがわかってくるはずですので、指示された定期検診には必ず足を運んでください。その際には口腔内の確認をしてもらうと同時に、自宅でのセルフケアがしっかりと行えているかどうか、チェックをしてもらうと良いでしょう。また、何かトラブルがある場合にも比較的初期のうちに対応ができるため、インプラントの寿命を短くせずに済みます。
インプラント治療を行ってから5年後に考えられるリスクについてご紹介します。インプラント治療をこれから行う人も、すでに治療が完了した人も、ぜひ念頭に置いておいてください。
インプラント治療を行った部分は、天然の歯よりも細菌への防御機能が弱いという特徴があります。そのため、細菌が繁殖しやすく、炎症が起こりやすい点に注意しなければなりません。
細菌によって炎症を起きた状態を「インプラント周囲炎」と呼びます。発症すると歯茎が腫れる、出血や口臭が出るといった症状のほかにも、インプラントを支えている骨が溶けるといったことにもつながります。症状が進んでしまうと、インプラントが抜け落ちてしまう場合もあります。
症状としては、天然の歯における歯周病と似ていますが、天然の歯よりも症状が進みやすいと言われています。
長年使っているうちに、インプラントが抜け落ちてしまう場合があります。これは、上記で説明しているインプラント周囲炎のほか、治療した当初からインプラントと骨との結合が弱かったことによるもの、また噛み合わせの不具合によるものなどが考えられます。
インプラントを支えている骨が痩せることで、手術で埋入したインプラントが見えてきてしまうことがあります。この症状は、インプラント周囲炎によるものだったり、噛み合わせの変化の影響によるものが考えられます。
一度痩せてしまった骨は元には戻らないため、日々のケアをしっかりと行っていく必要があります。
インプラントを使用している中で、人工歯が破損してしまったり、破損してしまったりすることもあります。
これは歯ぎしりや強い衝撃が加わることや、噛み合わせの不具合、アバットメントの取り付けに不具合があったなどの理由が考えられます。
いずれにしても破損や外れてしまった状態で使用することはできません。歯科医院に足を運んで治療を受けるようにしましょう。
治療から5年が経過していると、口腔内の状況も変化していきます。インプラント治療の隣にある未治療の歯がぐらついてくるなどして、全体の噛み合わせの状態が変化することもあります。
噛み合わせが変化すると、インプラント治療を行った部分に負担がかかってしまうことがあります。するとインプラントの破損につながってしまう可能性も。
インプラントを長持ちさせるために、治療が完了してから5年経過したあたりで気を付けておきたいポイントをご紹介します。
インプラント治療後は、トラブルを予防するためにも歯科医院で定められた間隔でメンテナンスを受けることが大切です。歯科医院では、セルフケアがしっかり継続できているかといった確認や、口腔内のチェック、クリーニングなどが行われます。違和感やトラブルがないからといって、定期検診を怠らないようにしましょう。
また、インプラント治療から5年経過した頃には、歯科医院での定期検診が1年に1回というケースもあるようです。そのため定期検診に通うのはもちろんのこと、インプラントを使用している中で違和感を感じたり、トラブルが起きたらすぐに診察・適切な治療を受けることが必要になります。
毎日のセルフケアを丁寧に行う中で、違和感に気付けることもあります。自宅でのケアもしっかりと行ってください。
インプラントが脱落してしまう大きな原因として、インプラント周囲炎があります。そのため、長い間使い続けるためにもインプラント周囲炎につながるリスク要因を減らしていくことも必要です。
セルフケアをしっかりと行うことに加えて、喫煙も大きなリスクとして挙げられています。喫煙習慣がある人は、禁煙に取り組んでみましょう。そもそも、インプラント治療を行う場合には禁煙が必要とされているものの、治療完了後にまたタバコを吸い始めてしまった人は注意を。喫煙する人は、歯周病の症状を増悪させることがさまざまな研究からわかっているためです。
インプラントから5年経過した人の声をご紹介します。問題なく使える人、トラブルがあり歯科医院で相談をしたという人もいるようです。これからインプラント治療を受けようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
知人からの紹介でインプラント治療を受けました。私も知人も50代なのですが、知人は5年前の40代の時にインプラントをしたそうです。5年たった今も何の違和感もなく、普段はインプラントのことを忘れているとのこと。そんな話を聞いていたので、私も思い切って、部分入れ歯をインプラントに変えることにしました。先月治療が終わりましたが、食事もおいしく感じられ、インプラントにして大正解でした。
2012年10月に奥歯右下6,7にインプラントをいれまして、現在3ヶ月に一度メンテナンスで定期的に通院をしております。
ご飯(白米)を噛んでいたところ、引っ張られる感じでインプラント部分の被せ物が取れました。当日はそれだけで済んでいましたので、連休明けにご連絡をして対応していただきこうと思い、ひとまず噛まないように触らないようにと気をつけながら生活をしていたのですが、次の日朝起きると前日よりもインプラントの金属部分が浮き上がっているようで、さらにインプラント側の顔も腫れていたため、#7119で大学病院などの救急受付を紹介してもらい、電話をしましたら、まず骨に埋め込んでいるのでインプラント自体がとれることはありませんので、様子を見て休み明けに手術をした歯科へいったほうが良いと2件のお医者様に言われました。
インプラント治療から5年経過した人の口コミです。5年経っても問題なく使用できている人、またトラブルが起きている人といるようです。上記のトラブルが起きているケースに関しては、インプラント周囲炎が原因として考えられるとのこと。このような場合には、早めに歯科医院に足を運んで相談してみましょう。
「インプラント治療から5年後」に焦点を当てて、考えられるリスクや注意したいポイントなどをご紹介してきました。インプラントを長持ちさせるために重要なのは、日々のケアと歯科医院での定期的なメンテナンスです。
ただし、治療から5年後というタイミングの場合、定期検診は1年に1回、という場合もあるかもしれません。そのため、定期検診のたびにセルフケアがしっかりとできているかを確認すること、また違和感を感じた場合にはすぐに医師に相談することを忘れずに行っていきましょう。
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