インプラントの素朴なギモン
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奥歯のインプラント手術について教えて!

>奥歯のインプラント治療について詳しく解説

食べ物を噛むときや話すときにも、奥歯は重要な役割を果たします。その一方、虫歯などで早くに失うことが多いのも奥歯です。なくなってしまった歯には、インプラントを入れる治療法が有効。とはいえ、どのような治療を行うのかは気になるところです。こちらでは、奥歯の役割からインプラント治療法、注意点などについて詳しく解説します。

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奥歯の重要な役割について

奥歯を失うことで生まれる空白は、かみ合わせに大きな影響を及ぼします。かみ合わせが悪くなると食べ物を噛む力が弱まり、歯並びが悪くなってしまうことも。ひいては体全体のバランスを崩して歪んでしまう、発音しにくくなって話しづらいなど、奥歯の重要な役割が損なわれることでさまざまな問題も起きかねません。下記で奥歯が持つ役割や、奥歯がないことによる弊害について詳しく見ていきましょう。

かみ合わせや歯並びの崩れ

奥歯がなくなったまま放置していると、噛むときに入れる力加減にずれが出て、かみ合わせが悪くなってしまいます。また奥歯の空白部分に残りの歯が傾いてしまい、かみ合わせだけではなく歯並びにも影響すると考えられるのです。こうしたかみ合わせや歯並びの悪さは、機能的にも審美的にも問題があるでしょう。

顔の輪郭や体のバランスの変化

食べ物を噛むとき、その役割の多くを担うのが奥歯です。そのため、どちらかの奥歯をなくしたときは残った片方の奥歯で噛もうとします。これにより顎や顔のバランスが偏り、顔の輪郭が変わってしまう可能性があるのです。さらに、かみ合わせが偏ることで体を支えるバランスも崩れてしまいます。

咀嚼する力が弱まる

前述のように、奥歯は噛むときに大きな役割を果たす歯です。奥歯は強く噛める形にできており、奥歯が1本なくなることで咀嚼力は3割~4割も弱くなると言われています。奥歯がなければ食べ物を砕きにくくなり、消化が悪くなったり栄養素の吸収がスムーズに行われなくなったりするでしょう。

発音しにくくなる

歯を失うと、そこから息が漏れるため発音が難しくなるというデメリットが生じます。特に奥歯がない状態では、ハ行やラ行、イ段の発音がしにくいと感じるはずです。発音に問題があると人と会話するときに弊害が生まれるほか、話すことがおっくうになるかもしれません。

記憶力の低下

奥歯と記憶力について、じつは深い関係があることがわかっています。ある研究では、歯を失った場合の脳には記憶力の低下が見られたというのです。これは咀嚼力の低下で脳への血流量が減少し、脳の機能低下が起こるため。またアルツハイマー患者の歯の数は、健常者より少ないという調査結果も出ています。

瞬発力が衰える

スポーツなどにおいて、人は奥歯を強く噛むことで瞬発力を発揮します。これは、奥歯をかみしめると体の重心が定まるためです。さらに顎の横にある三半規管はバランスを司り、適正なかみ合わせにより機能します。そのため、奥歯がないことによってかみ合わせが崩れると、瞬発力も衰えてしまう恐れがあるのです。

奥歯インプラントのメリット・デメリット

メリット

前述のように、奥歯がなくなることによってさまざまな弊害が起こります。これらはすべて、奥歯がなくなることによって起こるかみ合わせ異常が引き起こすものです。かみ合わせを取り戻すためにはインプラント治療が有効であり、さまざまなメリットも持ちます。その内容を見ていきましょう。

違和感がほぼない

奥歯には強い力がかかるため、装着している入れ歯やブリッジが合っていないと歯肉や周囲の歯にダメージが加わり、痛むことがあります。場合によってはガタついたり、違和感を覚えたりすることも少なくありません。その他、歯に装着する金属の感覚が気になるという人もいるでしょう。その点インプラントなら歯肉や歯への影響が少なく、違和感もほぼありません。

発音が明瞭になる

こちらも前述しましたが、奥歯がないとハ行・ラ行・イ段の発音がしにくくなります。しかし奥歯の空白を補てんすることでそれらの発音がしやすくなり、不便を感じることがなくなるでしょう。また入れ歯やブリッジはガタつきなどが気になることもありますが、インプラントならしっかりと固定されるため、違和感なくスムーズに話すことができます。

咀嚼力を得られる

奥歯がなくなると咀嚼力が弱くなってしまいますが、インプラントを入れれば本来の咀嚼力を発揮することが可能です。骨に直接インプラントを埋め込んで人工歯をはめこむため、入れ歯やブリッジよりも安定感を得られ、天然の歯に近い咀嚼力を取り戻せます。インプラントに使用されるのはチタンという骨と結合しやすい素材のため、ぐらついたりすることもありません。

バランスよいかみ合わせになる

どちらか片方の奥歯がない状態ではかみ合わせがアンバランスになり、顔の輪郭が変わったり体の重心が取りにくくなったりします。インプラント治療を行うと、両方の噛む力を均等に使うことができ、顔や体のバランスを取り戻すことができるのです。これによって顔や体の歪みが改善されて健康になる、瞬発力を駆使できるといったメリットが考えられます。

顔や歯を美しい状態に保てる

歯を失っている状態では、相手に歳を取った印象を与えてしまいます。インプラントによって歯を補てんすれば、健康で美しい歯並びを取り戻せて老けた印象も払拭できるでしょう。また顔に歪みが出ている人も老け込んで見られがちですが、奥歯のインプラントはこうした問題も解決し、美しく若々しい見た目にもつながるのです。

デメリット

インプラントは、いくつかある歯の補てん方法のなかでも安定性がある有効な手段です。特に奥歯に入れることで、上記のような多くのメリットをもたらします。しかしその一方で下記のようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

費用が高額になる

骨に埋め込むインプラントにはチタンが使用されますが、このチタンが価格の張る素材であるために、治療費用は高額になります。さらに治療そのものにも費用がかかるうえ、保険適用外である場合がほとんど。高額な費用を患者さんがすべて負担することになります。

長期的な治療が必要

インプラントの手術では骨に土台部を埋め込むため、傷の治癒や骨との結合に時間がかかり、長期にわたって治療することとなります。2回法で手術する場合、1回目の手術でインプラントの結合を待ち、2回目で歯をかぶせるので、さらに治療期間は伸びてしまいます。

骨に問題がある人は受けられない

インプラントを埋め込む際、骨の高さや厚さが不十分である場合には骨造成が必要です。ただし、人によってはその処置自体ができないケースもあります。たとえば、骨粗しょう症やリウマチなど骨に問題があると、インプラントを埋め込むことはできません。"

奥歯のインプラント手術の具体的なフローが知りたい!

奥歯のインプラント手術は、どのようなフローで行われるのでしょうか?一般的なインプラント手術の一例を解説します。

■カウンセリングと精密検査 奥歯のインプラント手術を行う前に、必ず医師によるカウンセリングがあります。レントゲンや口腔内写真をもとに治療について説明したり、患者さんの希望により治療計画をたてたり、患者さんの疑問に応えたりするので、不明点や疑問点がある場合はカウンセリング時にしっかりと解消しておきましょう。
その後治療に入る前に、インプラント予定部位の顎の骨の状態の確認や、歯の状態を入念にチェックする精密検査を行います。

■フィクスチャーの埋入 歯茎を切開して顎の骨を削り、土台部(フィクスチャー)を埋め込みます。
3~6ヶ月の治癒期間をおき、インプラントを歯槽骨に生着させます。

■アバットメントの装着 その後再び歯茎を切開し、上層部の土台(アバットメント)を形成。この状態で歯茎が治るまで、通常約1~6週間おきます。

■人工の歯を装着 歯茎が治った時点で型を取り、人工の歯を製作します。口腔内にぴったりと合うことを確認し、インプラント体の上に取り付けます。

■治療後の定期検診 奥歯のインプラント手術1週間後に検査をします。その後は、年に2~3回検診を行い、年に1回はレントゲンによるインプラント周囲の骨の状態のチェックを行います。

奥歯のインプラント手術のメジャーな方法は?

インプラント治療には、手術が2回行われる「2回法」と、手術が1回行われる「1回法」があります。体への負担も軽減できる1回法を行うクリニックも増えてきましたが、主流はまだまだ2回法だといえます。どちらが良いというわけではなく、患者さんのお口の状態によって異なるものですので、医師の判断を仰ぎましょう。

2回法では、1回目の手術でインプラントを顎の骨に埋めた後に、その上を粘膜で完全に覆います。そして3~6ヶ月程度おいた後に、2回目の手術を行います。しっかりと骨の下に埋め込んで歯肉を閉じ、じっくりと治癒期間を待つため感染の可能性が低いとされています。

1回法は、1回の手術で顎の骨の下にインプラント体を埋め込み、同時にアバットメントをインプラント体に取りつけてしまう方法です。1回法ではアバットメントを歯肉の外に露出させるため、再度歯肉を切開する必要はありません。体への負担が軽減されますが、埋め込む顎や骨が幅と質共にしっかりしていることが重要となります。

手術後のダウンタイムはある?

奥歯のインプラント手術を行う際は、手術中は麻酔が効いているので痛みはまずありません。手術時間はおよそ1時間程度で、入院は不要です。

手術後のダウンタイムですが、お勤めがある方、学校がある方などは特に気にされると思います。手術後すぐの痛みについては、「ほとんど感じない」という人が多いようです。ただし、骨の再生治療を一緒に行った方や植立本数が多い方は痛みを伴うことがあります。しかしほとんどの場合は痛み止めが処方されます。もしも薬が全く効かない場合や、痛みがあまりにひどい場合は、治療を受けた病院にすぐに相談しましょう。

奥歯のインプラント手術後の腫れについても、通常はほとんどありません。しかし再生治療を一緒に行った方、本数が多い方は腫れが出やすい傾向にあります。腫れは術後2日くらいがピークで、そこから徐々に落ち着き、1週間後にはしっかりと引いているでしょう。もしも1週間たっても腫れが引かない、腫れがひどくなってきたなど気になる症状がある場合は、こちらもすぐに担当の医師に相談しましょう。

奥歯インプラントを受ける際の注意点

ここまで奥歯インプラントのメリットやデメリット、手術方法などについて述べてきました。この内容を踏まえて、さらに注意したいポイントがあります。どのような点に注意すればいいのか、下記にあげていきましょう。

かかる費用はしっかり調べる

前述のように、インプラント治療は高額な費用が必要になります。ただし治療費用は、素材の選び方や処方される薬などによって異なるもの。加えて保険適用外の自由診療となるため、歯科医院によっても費用は変わります。そのため治療を受けるときは、費用をしっかり調べるようにしてください。

ブリッジよりはインプラントが有効

失った奥歯の補てんにブリッジを検討している場合、注意が必要です。ブリッジは失った箇所の隣の歯で支えるほか、その歯を削らなければならないことから、少なからず負担をかける方法と言えます。特に連続して複数の歯をなくしている場合は、インプラント治療のほうが安定性は高いです。

治療にリスクが予想されることは医師に伝える

インプラント治療は歯肉を切開し、骨を削る外科手術を行うものです。そのため、体に少なからず負担がかかるものと考えましょう。特に糖尿病や骨粗しょう症などの疾患を持っている場合、感染症を引き起こしたり骨との結合がうまくいかなかったりといったリスクもあります。さらにタバコも上記のようなリスクを伴うため、禁煙をしたほうが無難です。

メンテナンスを定期的に受ける

インプラント治療が終わった後も、きちんとメンテナンスすることが長持ちのポイントになります。特に奥歯は歯磨きのしにくい箇所ですから、定期的に歯科医院でクリーニングや現状の診察を受けることが大切です。このメンテナンスを怠ると、インプラントの歯周病であるインプラント周囲炎を引き起こし、進行するとインプラントが抜け落ちる危険性があります。"

まとめ

奥歯のインプラント治療はかみ合わせだけでなく、顔や体のバランスの改善も期待できる方法です。また治療後のメンテナンスをすれば、長きにわたって天然の歯のように使い続けられるものでもあります。そのため、インプラント治療はとても有効な方法だと言えるでしょう。

ただしインプラント治療にはメリットも多い一方で、同時にデメリットや注意点もあります。それらを踏まえたうえでよく検討し、治療を行うようにしてください。

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