横浜いわき歯科の院長である岩城有希先生にインプラント治療についてお伺いしました。インプラント治療による患者さんへの影響や先生がインプラント治療をする上で大事にしていることなど質問に答えていただきました。インプラント治療を検討されている方は参考にしてみてください。
私は愛媛県の片田舎で4人兄弟の長男として生まれました。 父は歯科医師、母が看護師、妹と弟たちは看護師、薬剤師であるような医療系の家族です。 小さい頃からプラモデルのような細かい作業が好きで、物心ついたときから歯科医師になりたいと思っていました。
東京医科歯科大学を卒業後、入れ歯やインプラントのような機能回復を専門にしたいと思い大学院に進学しました。大学院在学中はスイスのチューリッヒ大学に短期留学したり、世界の色々な学会に参加して見識を深めました。 博士号取得後は大学病院に2年間勤務し、その後はドイツのフライブルク大学補綴科に留学して客員講師として勤務しました。
帰国後は複数の医院での勤務を経て横浜駅の近くで開業し、現在に至ります。
インプラント治療により、お口の機能性や審美性が改善された結果、日常生活の質が改善されるということはよくあります。
当院でもインプラント治療によって肉や野菜などの栄養ある食事を積極的にとれるようになり、糖尿病の数値が改善につながったと喜んでいただいた患者さまがいらっしゃいます。また、見た目が回復されたことで自信を持って人前に出られるようになったという患者さまは多くいらっしゃいますよ。
インプラント手術自体の良し悪しもそうですが、重要なのはインプラント手術をする前にきちんとした診査診断を行った上での治療計画ができているかが、その後の快適さを左右する大きなポイントだと思います。
ここでの診査診断とはインプラント手術ができるかできないかということではなく、歯科治療自体を始める前に口全体を診て、咬み合わせ、骨や歯肉の状態、患者さまの生活習慣等を把握した上での治療計画を立案するということです。適切な治療計画を立てた上でインプラント治療を行えば、術後の生活の質はかなり上がると思いますよ。
いらっしゃると思いますよ。手術である以上は、確かにある程度の症例数をこなして上手くなっていくという側面はあると思います。
ただ、予防歯科が一般に広がり欠損(歯がなくなっている状態)自体が少なくなってきていますので、黎明期にインプラントを始めた年配の先生方と同じ症例数を若手の先生方が行うのは現代では難しいと思います。ただ、その中でも先ほど述べたように毎回きちんと全体の診査診断をしてインプラント手術を行なっている先生は、症例数は少なくても上手な可能性が非常に高いと思います。
メーカーによって得意とするケースはあるのかもしれませんが、世界的に使われているメーカーのインプラントであれば、ある程度の性能は担保されてると思いますので大きな影響はないと思います。
できれば同じ方がいいと思います。インプラントは、手術はもちろん術後のメンテナンスが非常に重要で、手術したクリニックであれば手術時の状態や術後の経過を把握しやすく、被せ物の形態やその後の口腔衛生状態の管理もしやすいことが大きな理由です。
また、患者さまの性格や生活習慣に沿ったアドバイスを受けやすい点も同じクリニックに通い続けるメリットとして挙げられます。
やはりインプラント治療だけの診査診断をするのではなく、口腔内全体や患者さまの状態をよく診て治療計画をたてることです。
よく話を聞くことです。患者さまはそれぞれ違った人生を歩まれており、歯や口に対する希望もそれぞれ違います。そのため、目の前にいる患者さまは何を考えて何を望んでいるのかをよく理解し、患者さまに寄り添って治療を行えるように心掛けています。
治療計画をきちんと立てることと、なるべく痛みや不快感が少ない処置を行うことです。インプラントを躊躇する患者さまの多くは、痛みや外科処置が怖いという方です。
そういった方でも抵抗なくインプラント治療を受けていただけるように、日々努力しています。
インプラント治療は、適切に行うことで歯に悩む日々の生活を大きく改善できる可能性がある治療です。また、世界中のさまざまな研究により、良好な長期予後も数多く報告されています。ただ、お口の状態や患者さまのご希望によっては、インプラントではなく入れ歯でも解決できる場合もあります。まずは、お近くの信頼できる先生にご相談されることをおすすめします。
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