

インプラント治療を行う上では、治療からどれくらいの期間使用できるのかが気になるところです。そこでこの記事では、1年間持つのかということから、1年後に考えられるリスク、また注意点などについてまとめています。
一般的に、インプラント治療を行ってから10年後の残存率は高いと言われています。そのため、治療完了から1年を経過した後も問題なく使えているケースが多いと言えるでしょう。また、インプラントメーカーによっては10年など保証期間を設けているものもあります。
しかし、インプラントを使用する上ではケアが非常に大切。適切なメンテナンスを行わない場合はトラブルが発生する可能性が高くなると言えるでしょう。
インプラント治療を行ってから1年後にはどのようなリスクが考えられるのでしょうか。可能性のある事柄についてまとめました。
インプラント歯周炎とは、天然歯の歯周炎と同じように、プラークを原因とする炎症によってあらわれるものです。インプラント歯周炎を発症すると、歯茎が腫れたり痛みを感じたりするほか、最悪の場合はインプラントが脱落してしまうケースもあります。天然の歯よりも進行が早いため、注意する必要があります。
インプラントの上部構造と歯茎が強く接触している場合に、歯茎が締め付けられているような違和感を感じる場合があります。放置しておくと、歯茎の血流が減少してしまい、歯茎が下がってしまうことにつながります。この場合は、人工歯を外してもらって締め直しを行うことで症状が落ち着くケースもあります。
人工の歯を装着してすぐは、新しい歯に慣れることができず発音しにくい場合があります。しかし、半年以上経ってもまだ発音がしにくい場合には、人工歯の形態を修正したり作り直したりする必要がある可能性があります。あまりにも話がしにくい、と感じた場合には歯科医に相談をしましょう。
インプラントを入れることにより、噛み合わせが変化して噛むと痛みを感じたりすることがあります。インプラントの周りの粘膜が炎症を起こしている可能性も考えられるでしょう。
手術によって取り付けられた人工の歯が取れてしまったり、ぐらつきが出てくる可能性もあります。これは、アバットメントと人工歯を連結するネジが緩んでしまっていたり、部品が折れているという状況が考えられるでしょう。これはネジを締め直す、部品交換をするといった対応をします。
ものが口元にぶつかったり、固すぎるものをかじったりするといった状況が起こると、人工の歯にヒビが入るだけではなく、欠けてしまう、割れてしまうことにつながってしまいます。
この場合は、人工歯の補修や作り直しで対応できる場合もありますが、アバットメントなどに異常が起きているのであれば、再手術しなければならないケースもあります。
インプラントをできる限り長く快適に使用するためにも、治療を行ってから1年後の注意点をおさえておきましょう。
インプラント治療後に、定期的に歯医者に足を運んでメンテナンスを行うと、その後の残存率が高くなります。当然インプラント周囲のトラブルの発生頻度も低くなると言えるでしょう。
インプラントの埋入から1年経過すると、インプラントアバットメント界面から支持骨が約1mm減少します。そのため、埋入位置が深すぎた場合、深いポケットを形成してしまうことからメンテナンスが難しくなります。メンテナンスが十分ではない場合、細菌感染が起こり、インプラント周囲炎などのトラブルを引き起こします。
また、埋入位置が深いと周囲の骨が薄くなるため周辺組織が減少することになり、審美的にも問題を抱えることになります。
「インプラントは治療から1年経っても使い続けられるのか」という点をテーマに説明してきました。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントは非常に長く使用できると言われているため、使用できるかどうかの鍵は定期的なケアをしっかりと行うことと、気になる点があった場合はすぐに歯科医院に相談することであると言えるでしょう。
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