オールオン4の費用相場まとめ

オールオン4の費用相場は、概ね「片あごにつき200〜300万円前後」となっているクリニックが多いようです。

もちろん被せ物の種類や保証内容、費用に含まれる内容によって料金に大きな幅があります。そのため、一つのクリニックだけで話を聞くのではなく、可能であればいくつかのクリニックで話を聞いてみると良いでしょう。

オールオン4の費用に含まれるもの

オールオン4の治療費用には、下記のような内容が含まれています。（クリニックによって異なります）

• 診察・診断料
• 各種検査費用（CT撮影やレントゲン撮影など）
• 手術費用
• インプラント体費用
• 上部構造物費用
• 仮歯費用
• 薬剤代
• 麻酔費用（静脈内鎮静法麻酔など）

など

そのほか、歯が残っている場合には抜歯にかかる費用やメンテナンスにかかる費用が含まれている場合もあります。クリニックによってどの費用が含まれているのか確認することが必要となってきます。

1本あたりの料金は通常のインプラントよりも安価

オールオン4は、従来のインプラント治療を行った場合と比較すると、1本あたりの料金で考えた場合かなり安価に治療を行うことができます。これは、下記のような理由があります。

使用するインプラント体の本数が少ない

オールオン4は、1本の歯に対して1本のインプラントを埋入する通常のインプラントに対し、4本のインプラントで多数の歯を支える仕組みのため、最終的に埋入するインプラントは4本で済みます。そのため、材料費を抑えることができるため、通常のインプラントを行うよりも費用が安価に済みます。

骨移植や骨造成が必要ない

インプラント治療を行う上で、顎の骨が少ない人については骨の移植や造成が必要となりますが、その分費用がかかることになります。オールオン4を行う場合には、埋め込む4本のインプラントのうち2本を最大45度の角度をつけて顎の骨に埋め込むのですが、この際に使用するインプラントは長さのあるものを使用します。
そのため、オールオン4を行う上では骨の移植や造成の必要がなく、その分の費用を抑えられることになります

オールオン4の費用における注意点

オールオン4の料金は、各クリニックによって異なります。なるべく費用を抑えたいと考えてしまうかもしれませんが、クリニックを選ぶ際には注意したい点がいくつかあります。

途中で必要になる料金がないかどうか注意

オールオン4の費用に含まれる内容は、クリニックによって異なるという点は上記で説明した通りですが、途中で必要になる可能性がある検査や処置などについて確認しておきましょう。一度料金を支払ってから追加で支払いが生じると、あとどれくらい費用がかかるのか不安を感じてしまいます。
細かい金額まではわからないまでも、さらにかかる費用があるか、もし費用が必要となった場合にはどれくらいの目安と考えておけば良いかを把握しておくことで、安心して治療を進めることができるでしょう。

「格安」と謳っているオールオン4には注意が必要

通常のインプラント治療よりも安価に抑えられるとはいえ、全体の金額で考えるとやはり大きな出費であると感じる人がほとんどでしょう。ただし、相場と比較してあまりにも安すぎる見積もりを出された場合には注意が必要です。
この場合に確認したいのが、下記のような点であるといえます。

• 信頼できるメーカーのインプラントを使用しているか
• 保証内容の確認
• 十分な院内の設備があるかどうか

また、治療に伴う痛みや恐怖を感じる人の場合は、麻酔の種類についても確認しておきたいところです。例えば不安が大きく手術時に緊張してしまうような場合には、「静脈内鎮静法」といってストレスなく治療を行うという方法もありますので、麻酔について確認してみることも必要です。

もちろん、どのような料金であっても治療内容について確認して理解をすることは必要ですが、特に相場より安価である場合には、念入りに内容を確認することによって不安や後悔なく治療を終えることができるはずです。

オールオン4の費用相場まとめ

4本のインプラントを埋入することにより、最大12本の連結した歯を入れられるオールオン4の費用について説明しました。1本ずつインプラント治療を行うよりも安価となりますし、通常のインプラントよりも身体面での負担も少なく済みます。全ての歯を失ってしまった、という人は検討してみてはいかがでしょうか。