オールオン4とは

ポルトガルの医師・パウロ・マロ氏によって開発。オールオン4は、最小4本のインプラントで連結した12本の歯を装着可能にする治療方法です。骨量の多い場所を選んでインプラントを埋入するので、骨吸収が進んでいる方でも骨造成不要でできるなど、患者さんへの負担を軽減しています。

オールオン4はどんな人におすすめ？

オールオン4は、失った歯の分だけインプラント体を用意しなくてもできる治療法として、総入れ歯など自然歯がほとんどない方や全体的にひどい歯周病の方、あごの骨が少ない方、入れ歯の使い勝手に悩んでいる方などに最適な治療法です。また、入れ歯からオールオン4に変える事で、入れ歯にありがちなよく噛めない、噛むと痛い、すぐに外れるといった悩みを解消します。

抜歯からインプラントの埋入、仮歯の装着と1日で完了するので、歯がない状態がほぼなく、生活への支障も少ないです。

オールオン4の岐阜での費用相場

オールオン4にかかる費用相場は、片顎120万～200万円程度です。この金額だけみると、インプラント治療の中でも高額に思えますが、そもそもオールオン4をおこなう方は歯がほとんどない状態の方です。総入れ歯に近い方が多いので、1歯あたり30～50万ほどする通常のインプラント治療と比べると、そう高い金額とは言えません。

オールオン4のメリットデメリット

オールオン4は歯がほとんどなくてもできるインプラント治療で、入れ歯に対して使いにくさを感じている人には最適な解決策となります。

総入れ歯に比べて咀嚼能力が高く、硬い物でもしっかり間で食べれます。固定されているのでズレたり外れたりすることもないですし、食べ物がはさまって痛みを感じることもありません。固定式で入れ歯のように取り外す必要がないので、外出や旅行も気軽に楽しめます。

また、インプラント体の埋入本数が少ないので費用も抑えられ、体への負担も軽減される、骨が痩せるのを防げるといったメリットもあります。しかも、インプラント埋入手術の当日に仮歯が入るので、歯がなくて困るといったこともありません。

ただ、入れ歯には健康保険が適用されますが、オールオン4では適用されません。また、オールオン4の治療ができる医師は少ないので、自宅近くではなく遠くの歯科医院になることも。その場合、手術が無事に終わった後も定期的なメンテナンスで通院しなければいけないのが大変です。