デンティウム【韓国】
韓国のインプラントメーカーの先駆け、デンティウム社のインプラントについてまとめています。
デンティウムのインプラントの特徴
デンティウムのインプラントには、スイスのインプラントメーカー、ストローマンのインプラントの表面処理技術であるS.L.A.が採用されています。
S.L.A.とは、インプラントの表面にコランダムという粒子を吹き付け、酸処理をして、表面をザラザラにし、表面積を大きくすることで、早期に骨と強く結合させる技術です。
半世紀近い歴史を持ち、世界トップレベルのシェアを誇るストローマンは、科学的根拠に基づいた製品づくりを行っている信頼性の高い企業です。
デンティウムのインプラントはストローマンの技術を採用し、施術後の骨との結合を高めるため、さまざまな取り組みを行っています。
デンティウムのインプラントの種類

引用元:デンティウム http://www.dentium.com/product/products.asp?lidx=2&depth=23:29&code=
Super Line(スーパーライン)
インプラント体にS.L.A.の表面処理技術を施して表面積を大きくすること、解剖学的に骨と調和して結合しやすくなると考えられる先細りの形状にしたことで、骨とインプラント体を早期に強く結合させ、すぐに歯を入れることができるように改善したモデルです。
骨とインプラント体を早期にしっかりと結合させることで、固定具への負荷を均等に分配し、微小な動きと歯槽骨頂の損失を最小限に抑えています。
スレッド(ねじ山)の高さを高くすることで初期安定性を向上させ、また、ダブルスレッドにすることで、インプラントの手術の時間を短くしています。
アバットメントを凹型にして、コーティングをしないことで軟組織管理を改善しました。
Implantium(インプランティウム)
骨とインプラントとの初期安定性と最大気密性を作り出す、最適な固定スレッドが、骨へのストレスを軽減し、骨の損失を最小限に抑えています。
インプラントの先細りの形状は、骨への挿入を容易にしています。
また、インプラントの先端の平らな形状と、3つの刃によるセルフタッピングのデザインが、骨の破壊を最小限にとどめます。
Simple LineⅡ(シンプルラインⅡ)
アバットメントのねじの直径が小さいほど、ねじ穴の樹脂から脱落する傾向が少なくなっており、ねじの直径が小さいSCAアバットメントは、より安定した咬合が可能になります。
8度モールステーパー八角形接続は、ネジの緩みを十分に防止する設計になっています。
その他のラインナップとして、ImplantiumⅡ(インプランティウムⅡ)、Slim Line(スリムライン)、NR Line(NRライン)、Overdenture System(オーバーデンチャーシステム)があります。
参照元:デンティウム公式サイトhttp://www.dentium.com/product/products.asp?lidx=2&depth=23:29&code=
デンティウム社について

引用元:デンティウム http://www.dentium.com/company/vision.asp
デンティウムは、2000年に設立された、韓国の歯科用医療機器専門企業です。
2003年には、欧州CE認証、2004年には、米国FDAの認証を得ており、世界70か国にインプラントを輸出しています。自社に研究開発センターを持ち、世界有数の大学や研究機関と協同して活発に研究開発を行っています。
韓国で唯一、15年以上の臨床データを保有しているインプラントメーカーです。
権威のある科学雑誌IJPRDに長期生存率に関する論文が掲載され、長寿ブランドとして認められています。
選べるクリニック
多く取り扱っているクリニックであれば、患者様に合わせたメーカーを紹介してくれることでしょう。
しかし、お目当てのインプラントメーカーを扱っているクリニックはどこなのか、HPをつぶさに探すのは面倒です。
当サイトで紹介しているクリニックのHP&電話調査で、インプラント使用メーカー数が多かった2院をピックアップして調べましたので、参考にしてください。
※2019年3月調査時点の情報を元にしています。
- ストローマン
- ノーベルバイオケア
- デンツプライシロナ(アストラテック)
- ジンマーバイオメット
- オステム
- Zシステム
- バイオホライズン
- 松風バイオフィックス
- エンドポア
- ストローマン
- ノーベルバイオケア
- カムログ
- ジンマーバイオメット
- デンツプライシロナ(アストラテック)
- トーメンメディカル(SPI)
- 京セラ(POI)
- スウェーデン&マルティナ