鶴瀬駅前歯科・矯正歯科の院長である南博輝先生にインプラント治療における考え方やコロナによる歯科医院への影響など質問に答えていただきましたので、是非参考にしてみてください。
父はサラリーマン、母は専業主婦の一般家庭に生まれ育ちました。歯科医師になったきっかけですが、1つは小学生の頃の経験があります。私自身が虫歯になって初めて訪れた歯医者で、とても恐い思いをしたんです。怖がって歯医者に行くのをためらう私の様子を見兼ねた母が、近所で評判の小児歯科へ連れて行ってくれました。その先生はとても優しく対応してくださり、怖い思いをすることもなく、しっかりした治療をしてくれた覚えがあります。
それから学校で職業を考えるタイミングがあり、自分も小学生の頃に優しく治療してもらったあの先生のような歯科医師になりたいと考え、公立九州歯科大学へ進学しました。現在も歯科医師として活躍させて頂いております。東京医科歯科大学で研修医を修了し、医療法人大志で勤務医を経験したのち、埼玉県富士見市にあります鶴瀬駅前歯科矯正歯科を開業するに至りました。
テレワークが推奨されるにあたり在宅勤務の方が増えたため、都内では患者数が激減したと聞きます。当医院に関しましては、初めの緊急事態宣言時は患者様も通院を控えていたようですが、現在はコロナ前と変わらずご来院頂いております。
以前からB型肝ウイルスやHIV感染症など、感染対策への取り組みは行っていました。しかしコロナが広がるにつれて、N95マスクの使用やゴーグルの使用、空調管理や従業員の昼休みの時間差対策など、より感染対策に力を入れる必要性を歯科業界全体が認識したように思います。
患者様によって持病や骨量の少なさなどのリスクを抱えており、個々によって状況は様々です。こうした患者様のリスクに応じたリスクヘッジができており、インプラントを行った後もそれでお終いではなく、良好な長期予後をどのようにすればキープできるのかまでプランニングできるドクターが名医ではないかと考えます。
AQB製インプラントは、骨量がしっかりしていることに加え、奥歯であることが条件として挙げられます。straumann製インプラントは、アバットメントやインプラント体の種類も豊富であり、骨との接着も良好であるため部位は選びません。
straumann製インプラントは、一般的に10年で90%〜95%のサバイバルレート(生存率)が報告されています。患者様及び医院での良好なメンテナンスが行われている場合より長期の予後は認められますが、歯周病等でインプラントが寿命を迎える場合もあります。その場合は麻酔下で除去を行い、歯周病のコントロールを行った上で再度インプラントを行うか、患者様のお身体のリスクも把握しながらリジットな入れ歯で対応することもあります。
インプラントの感染症としては、歯周病菌が主な原因となっています。初発因子はブラッシングの不足による歯周病菌によるものですが、その歯周病を助長させるものとして、糖尿病や咬み合わせの不良も考えられます。
私は、インプラントを行うよりも前になぜその歯が無くなったのか、その原因を患者様と共有する必要性があると考えております。例えば、虫歯によるものなのか、歯周病によるものなのか、咬み合わせによるものなのかなどです。インプラントを入れたことで安心される患者様は多くいらっしゃいますが、歯を失った原因を共有できていれば、メンテナンスの重要性もご理解頂けるかと考えております。
インプラントにおける不安要素は様々あると思います。そのひとつに、オペの際の痛みに対する不安が考えられるかと思います。ただ、オペ時には全く痛みはなく、患者様の状態によってはオペ後も痛まず、腫れも少ないことが多いです。ネットの記事を全てご自身に当てはめる必要はなく、信頼できる歯科医師に診てもらいリスクを把握し、そのリスクに対してどのように対応してもらえるのかをしっかりお聞きすることがよろしいかと考えます。
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