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名医との出会い方って?

名医との出会い方って?(イメージ)
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インプラントの名医の見極め方とは?

インプラントの名医を見分けるポイントをチェック!

インプラントは医師によって行われる「手術」であると捉えてください。外科や内科のオペと同様に、当然、経験や技術力が求められるため、それらを兼ね備えた「名医」に診てもらいたいと思うのは当然のことではないでしょうか。

では、インプラントの名医とは一体どのような医師のことを指すのでしょう。明確な基準はもちろんありません。ここでは、どういった医師が腕のある名医と呼べるのか、またどのようにして名医を探すべきかを解説します。

インプラント担当医師の保有資格を確認する

まず、インプラントに関する「専門資格」の保持は、名医かどうかの判断基準のひとつとなります。その医師がインプラントを専門的に扱っているのか、インプラント治療に精通しているかを判断する材料となるのです。

中でも、国内でも大きな学会の1つである「日本口腔インプラント学会」が設けた資格制度は、インプラントを専門的に学び、かつ十分な症例数を持ったドクターに与えられるもの。インプラントに関する知識や、経験が豊富であるというこを証明してくれる、ひとつの指標となるのです。

実は、インプラントはそもそも歯科医師の免許さえあれば、誰でも行える治療です。比較的どこのクリニックでも治療を受けられるがゆえ、「認定医」「専門医」「指導医」といった資格を持つ医師を探してみてはいかがでしょう。

インプラント認定医とは?

「日本口腔インプラント学会」が設けているインプラントの専門資格を取得する際、最初に目指すべきものが認定医資格です。正確な資格名は、「JSOI専修医」と呼ばれ、認定医となるための基準は以下となります。

  • (1)日本国歯科医師免許を有すること
  • (2)2年以上継続して正会員であること
  • (3)本会指定の研修施設に通算して2年以上在籍していること
  • (4)日本歯科医師会会員であること
  • (5)本会学術大会及び支部学術大会に、4回以上参加していること
  • (6)本会指定研修施設の認定講習会を受講していること
  • (7)2年以上経過した5症例を提出できること
  • (8)口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること
  • (9)ケースプレゼンテーション試験に合格していること
参考サイト・参考文献

インプラント専門医とは?

認定医の次に目指す資格が専門医。正式名は「口腔インプラント専門医」と言います。学会からの認定基準は以下となります。

  • (1)日本国歯科医師の免許を有すること
  • (2)5年以上継続して正会員であること。
  • (3)研修施設に通算して5年以上在籍していること。
  • (4)日本歯科医師会会員であること。
  • (5)専門医教育講座を3回以上受講していること。
  • (6)本会学術大会、及び支部学術大会に8回以上参加していること。
  • (7)本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める所定の研修を終了していること。
  • (8)口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
  • (9)施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
  • (10)ケースプレゼンテーション試験に合格していること。
  • (11)本会学術大会又は支部学術大会において2回以上発表を行っていること。
  • (12)口腔インプラントに関する論文を本会学会誌、又は委員会が認める外国雑誌に1編以上発表していること。
参考サイト・参考文献

インプラント指導医とは?

インプラントの最高レベルとなる専門資格が「指導医」になります。学会の認定基準は以下となります。

  • (1)10年以上継続して正会員であること。
  • (2)研修施設に通算して8年以上在籍していること。
  • (3)専門医教育講座を申請前直近の3年間に3回以上受講していること。
  • (4)本会学術大会及び支部学術大会に直近の10年間に10回以上参加していること。
  • (5)本会学術大会及び支部学術大会において6回以上発表(内2回は主演者)を行っていること。
  • (6)口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
  • (7)施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
  • (8)施行細則に定める口腔インプラントに関する論文を6編以上(内3編は筆頭著者で本会学会誌筆頭論文1編を含む)発表していること。本学会誌を論文として提出する場合の筆頭著者とは、原著(基礎研究、臨床研究)では上位3名まで、総説論文では上位2名まで、症例報告、調査・統計、資料、依頼論文では筆頭著者(最上位)のみとする。また、本学会が認める他学会誌で筆頭論文を充当する場合筆頭著者(最上位)のみとする。ケースプレゼンテーション論文は、口腔インプラント指導医の論文とは認めない。
  • (9)本会が指定する救命救急に関する講習会を1回以上受講していること。
参考サイト・参考文献

専門資格の有無を判断する方法

公式HP等で確認する

インプラントの専門的な資格を保有しているかどうか、クリニックの公式HPで確認してみましょう。「医師の紹介」などのページを開けば、通常は保有資格や所属学会の一覧が記載されています。

インプラントの専門資格を取得することは、決して簡単ではありません。だからこそ資格を保有していることは、クリニックにとって大きなアピールポイント。資格を持つドクターなら、堂々と資格名を記載しているはずです。

直接クリニックに問い合わせる

公式HPで専門資格の有無を確認できなかった場合には、カウンセリングや電話で、直接クリニックに尋ねてみるしかありません。直接聞くことに抵抗があるという方は、そのクリニックを避けておいたほうが無難でしょう。

医師がどんな人であるかを知ることも重要

医師のブログやSNSをチェックする

クリニックの公式ホームページには、「医師のブログ」といったコンテンツが設けられていることがあります。

日ごろの治療の様子はもちろんのこと、日常生活や趣味などをブログで公開している医師も少なくありません。その医師の治療に対する姿勢や考え方、患者に対するホスピタリティなど、さまざまなものが見えてきます。

またブログでなくても、近年ではTwitterやInstagramをやられている先生も多くいます。

ブログやSNSを通じて、医師の人間性や趣味嗜好も垣間見ることができるため、医師のブログはどんな医師であるかを知ることができる手段のひとつだとえいます。

医師の経歴をチェックする

専門資格とは別で、医師の経歴をチェックすることも名医探しの有効な手段となります。

大学を卒業後にインプラントを専門的に学んだ経歴があるかどうか、国内外を問わずインプラント関連の学会に所属しているかどうか、過去のインプラントの症例数は多いかどうか等々、経歴の中から医師がどれほどインプラントに関わっているかの痕跡をチェックしてみましょう。

インプラントに自信のある歯科医師は、特に症例数の多さに言及する例が多く見られます。

インプラントのカウンセリングを実際に受けてみる

いかに技術力の高い歯科医師であろうと、患者に対して誠意がある姿勢が感じられない歯科医師は、名医とは言えません。

単に症例の数をこなすことを目的にしている医師の場合、手厚くアフターフォローに対応してくれるかどうかも不安です。

一度インプラントを設置すると、以後、その歯科医師とは何十年という付き合いとなります。長く安心してインプラントを使っていくためには、医師の良き人柄も大切。

実際にカウンセリングを受けてみることで、医師がどんな人であるかが概ね分かります。

名医がいるインプラント歯科クリニックの特徴

歯科衛生士や受付の対応が行き届いている

一般的な企業と同じく、上司の牽引力や指導力は現場に影響をもたらします。歯科衛生士や受付の対応から、医師の治療に対する姿勢が見えるということは、往々にしてあることなのです。

治療に対する医師の真摯な姿勢があれば、組織に属するスタッフの気持ちも引き締まるもの。逆に、治療に対してややいい加減な姿勢で臨んでいる医師のもとでは、所属するスタッフの気持ちも緩みます。

スタッフによる患者への対応、はたまた院内の清掃や清潔な環境がつくり出せているかなど、クリニック全体の雰囲気をチェックすることで、医師の治療に対する姿勢を知ることができるでしょう。

『チーム医療』をおこなっている

インプラントは「欠けてしまった歯の機能を補充する」ための器具です。当然ながら、他の健康な歯と一緒に使うことが前提となり、十分に機能させるためには歯の噛みあわせや歯周病、虫歯治療、矯正など、トータル的な診断や治療が不可欠となります。

インプラントを成功させるには、信頼できる名医を選ぶことが大切だということは「インプラント失敗の原因は?」でも紹介した通りです。

しかし、だからといってひとりの医師の腕だけで治療が成り立つわけでもないのです。

全ての分野をたった1人のドクターだけで完璧にカバーするのは不可能です。インプラントを成功させるためのポイントは、矯正や審美、麻酔医など各分野のエキスパートがチームで連携しているチーム医療を行っているかどうか。プロ集団ががっちりタッグを組むことで、長く快適に使えるインプラントを入れることができるのです。

カウンセリングや診察時には、ドクターはもちろん、どのような形で各スタッフが連携しているのか、しっかり確認しましょう。

設備が整っている

インプラントの名医を見つけるには、クリニックにどのような設備があるかも大きなポイントです。インプラントは高度な技術と設備を必要とする手術である以上、設備が新しく、充実しているほど安全性に配慮しているといえます。良い設備、良い道具を使えば使うほどリスクは低下しますし、CT画像やモニターを駆使して、仕上がりの詳細な説明を受けることで、患者自身も納得して手術を受けることができます。

施設だけでなく、清潔さも重要なポイント。お口まわりは体の重要な器官や神経が集中している場所ですから、手術には細心の注意が必要です。道具は清潔かどうか、専用の手術室があり、消毒は行き届いているか、無菌状態での手術時に細菌感染のリスクはないかなど、不安点は細かくチェックと質問をしましょう。

手術が不安な人は、ストレスが少ない「静脈内鎮静法」ができるかどうかも確認を。点滴でうたた寝しているような感覚になり、リラックスして手術を受けられる方法で、インプラント手術の際に導入しているクリニックも増えています。

医師との相性も大切

ドクターの技術力やクリニックの設備はもちろん重要ですが、最後の決め手となるのは「ドクターとの相性」と言えるかもしれません。「そんな感覚的なことで決めていいの?」と思うかもしれませんが、インプラントは入れて治療してハイおしまい、ではありません。定期的にチェックをし、効果的に機能しているかどうかメンテナンスを行うことが大切です。つまり、入れた歯とともに、それを治療した医師やクリニックとも長いおつきあいになるということ。

自分の大切な体を預け、高度な手術を行うわけですし、長い時間をかけて通院することになるのですから、心から信頼できると思えるドクターにお願いするようにしましょう。

直接話を聞きにいくことも重要ですが、それ以外にもクリニックの公式サイトに信条やこだわりを綴っているドクターも多いので、来院前にはぜひHPをチェックしましょう。ブログを開設しているドクターは、ブログを読むだけで、人となりや考え方、趣味などまでよくわかって、おすすめです。初めてで不安な人でも親近感が湧くかもしれません。

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