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金属アレルギーでもインプラント治療は可能?

金属アレルギーの方のインプラント治療について

金属アレルギーは、金属が原因でアレルギー症状が出ることです。ただ、金属自体がアレルゲンではなく、体液や唾液などに溶け出した金属イオンが人のタンパク質と結合してアレルゲンになります。歯科の場合は、被せ物などに金属材料をよく使用するので、金属アレルギーの方は口腔内に炎症を起こしてしまいます。また、アレルゲンは血流により口腔内以外にも流れるので、全身にしっしん等が出ることもあります。では、金属を使用するインプラントの場合でも、同様のことが起きるのでしょうか。詳しく探っていきたいと思います。

金属アレルギーでもインプラント治療はできるの?

結論から言えば、金属アレルギーがあっても、ほとんどの場合インプラント治療は可能です。その理由は、インプラントに使用されている金属の種類にあります。インプラント治療で使用される金属は、チタン製でできています。

チタンとは、1790年に発見され、1910年にチタン金属として抽出に成功した比較的新しい金属です。特徴は軽量で強度と耐食性が高いことにあります。そして、この金属の最も大きな特徴は生体親和性に優れていることです。歯科インプラントだけではなく、人工関節など広い分野に使用されています。その理由の一つは、金属アレルギーを起こしにくいこと。チタンは、空気に触れることで被膜を作り金属イオンが溶け出しにくい性質があります。そのため、前述のように体液中に溶け出し、アレルゲンとならないのです。

インプラントの材質

上記のように、インプラントの材料に使用されている金属はチタンのため、金属アレルギーを起こしにくいことがわかっています。接続部分のアバットメントもチタン製ですし、上部構造(人工歯の部分)も金属を使用しないセラミックなどを選べば、金属アレルギーの人も治療が受けられます。

しかし、一部では、チタンに対してアレルギーを持つ方もいます。その場合にはジルコニアインプラントという選択もあります。ジルコニアは金属ではなく、人工ダイヤとしても知られる素材です。生体親和性も良く、近年、インプラント体としての製品も販売されています。

インプラント治療で金属アレルギーのリスク・注意点

金属アレルギーのある方でも、ご紹介した通り、インプラント治療を受ける事はできます。しかし、チタンは金属アレルギーを起こしにくいとはいえ、ゼロとはいえません。実際にチタンアレルギーの方もいるのです。そのため、金属アレルギーのある方は必ず事前にそのことを歯科医師に伝えてください。

チタンアレルギーがないかをテストする場合もあります。また、上部構造でも、内部が金属になっているものがあります。事前に伝えることによって仮歯や上部構造などで金属を使用しないように配慮してくれます。

インプラント治療後に金属アレルギーが発症したら

いままで金属アレルギーになったことがなくても、長期間口腔内にインプラントが入っていると、アレルギーを発症することがあります。もし、アレルギーのような症状が出た場合には、インプラントが原因なのか確認が必要です。

ほかに金属の被せ物がある場合は、そちらの可能性もあります。アレルギーの症状としては、お口の中に炎症が起こり、なかなか治らない、繰り返す。アトピーのような症状が出るなど、さまざまです。原因の確定には、皮膚科などで検査が必要になります。

まとめ

ご紹介してきたように、インプラント治療は金属アレルギーの方でも受けることができます。それは、材料であるチタンがアレルギーを起こしにくいためです。しかし、アレルギーを持っている方は、チタンアレルギーの場合も考えて、事前に歯科医師に伝えておきましょう。

パッチテストなどで検査が可能です。また、もし、チタンアレルギーの場合でも、ジルコニア製のインプラントもありますので、そちらを使用すれば治療が可能です。

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