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ソケットリフトとは?

ギモン43Question43

ソケットリフト

  

上顎の骨が足りないときに行う治療。人工骨や患者の自家骨を注入して骨に高さを作ります。

ソケットリフトとは、上顎の骨が不足してインプラントを受けられない患者に対し、人工的に骨を増やすために行う治療法の一つ。専用の医療器具を使い、上顎の上顎洞を突き破らないよう、慎重に人工骨や患者の自家骨を注入してからインプラントを埋入します。

ソケットリフトとは

ソケットリフトとは、上顎側にインプラントを埋入する際に採用されることがある治療法の一つ。上顎の骨が少ないためにインプラントを行うことができない患者に対し、骨を増やす目的でインプラントの前に行います。

上顎の歯の根のさらに奥には、上顎洞と呼ばれる空洞があります。インプラントを埋入する際には、この上顎洞を突き抜けないように治療を行わなければなりません。

ところが中には、抜歯から時間が経ちすぎていたり、歯周病の影響などがあったりなどの理由で、上顎の骨が小さくなっている患者が見られます。このような患者に対し無理にインプラントを行うと、インプラント体が上顎洞まで突き抜けてしまい、手術が失敗するかも知れません。

上顎の骨が足りない患者に対し、骨を増やす方法がいくつかありますが、それらの中のメジャーな方法の一つがソケットリフトと考えてください。

ソケットリフトのメリット・デメリット

ソケットリフトのメリット・デメリット、リスクについて確認しておきましょう。

ソケットリフトのメリット

骨が足りないために通常ではインプラントを受けられない患者でも、ソケットリフトで骨を増やすことでインプラントを埋入することができます。

ソケットリフトのデメリット

通常のインプラント治療に加え、別途でソケットリフトを受けることになるため、トータルでの治療費は高額となります。

ソケットリフトのリスク

他の歯科手術も同じですが、術後、患部に腫れや痛み、内出血などが生じることがあります。

また、極めてまれな例ですが、ソケットリフトが上顎の上の空洞(上顎洞)に落ちてしまい、上顎洞炎という症状を引き起こすことがあります。

ソケットリフトの流れ

  • 1.上顎の骨にドリルを進める
    上顎の骨が不足している部分にドリルを進め、上顎洞から約1mm手前(シュナイダー膜)でドリルを止めます。
  • 2.自家骨・人工骨などを注入する
    シュナイダー膜を破らないよう、人工骨や患者の自家骨などの骨補填材を慎重に注入していきます。
  • 3.インプラントを埋入する
    骨補填材が十分に注入されて高さが生まれた時点で、インプラントを埋入します。なお、埋入したインプラントが完全に固定されるまでに、約4~5ヶ月の期間がかかります。
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