年齢とともに歯茎が下がるというお悩みを抱える方は、非常に多いです。歯茎が下がると10歳ほど老けて見られるとも言われており、自力で歯茎を戻す方法があるならば、ぜひ実践していきたいものです。
ここでは、歯茎の状態を若い頃のように戻したいという人のために、いくつかの具体的な対策方法をご紹介しています。
結論からいえば、下がった歯茎を、自力で完全に元通りに戻す方法はありません。
歯茎を元のように治療するには、専門家のいる歯科クリニックに相談することがベストな選択だといえるでしょう。
では、自身で歯茎に対してできることは何もないかといえば、決してそうではありません。
「現状以上に歯茎の後退を防ぐこと」、「歯茎の健康を維持すること」、これらのケアは自力で行っていくことが重要となります。
歯茎の後退を防いだり、歯茎の健康維持をおこなうことで、歯茎下がりの進行を止めることができます。
自力でケアすることにより、ある程度は歯茎の後退を止め、歯茎が戻っていくことで完全にとは言えないまでも、改善につながる可能性は十分にあるのです。
下がった歯茎に対して知っておくべき4つのケア方法は以下となります。
夕食後に歯磨きをすることは普通ですが、可能であれば就寝の直前にも歯磨きをするようにしましょう。
睡眠中、口の中の唾液の量は、日中の半分以下まで減少します。唾液が減少すると雑菌が増え、歯茎の後退を早めてしまう恐れがあります。
硬い歯ブラシのほうが「歯を磨いた!」という感覚を得ることができますが、歯茎の健康を保つためには、逆に柔らかい歯ブラシを使うようにしてください。硬い歯ブラシでゴシゴシと歯を磨く習慣は、物理的な力によって歯茎を徐々に後退させてしまいます。
また、傷んだ歯ブラシは歯茎を傷つけてしまうため、定期的に新しい歯ブラシに交換するようにしましょう。
研磨剤や発泡剤が含まれていない歯磨き粉が理想です。研磨剤は歯茎を傷つけることがあり、発泡剤は粘膜に悪影響を及ぼすことがあるからです。
研磨剤も発泡剤も含まれていない歯磨き粉は、歯医者さんや通販で手に入れることができます。
当然ですが、やさしい力で歯磨きをするようにしてください。なるべく、歯茎に物理的な力を加えないような磨き方を身につけましょう。
歯科衛生士さんが指導する歯磨きの方法に、「ペンを持つようにして歯ブラシを持つ」というのがあります。必然的にやさしい磨き方になるので、参考にしてみてください。
歯磨きの工夫をすれば、下がった歯茎の現状維持をすることはできるでしょう。でも、下がった歯茎を自力で元に戻すことはできません。元に戻したい人は、歯科クリニックに相談してみてください。
歯科クリニックは、歯の専門機関であるとともに、歯茎の専門機関でもあります。下がった歯茎の治療について、ぜひ気軽に相談をしてみましょう。
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